医療情報 [ けやき歯科醫院:我孫子市我孫子 ]

けやき歯科

フッ素
最近、患者さんからフッ素についてよく質問があります。
市販されている歯磨き粉に添加されたフッ素は効果あるのかと。

結論から言えば、効果はあります。
ただ歯医者さんで塗布するフッ素とは濃度が異なります。

歯磨き粉では、薬事法でフッ素添加は上限1000ppm(ppm=濃度を表す単位)と決まっています。
ですので極論を言えば、市販のものに関して言えば、使いやすさ・味など好みで決めるのが一番ではないかと思います。
参考程度に代表的な製品の濃度を列記しました。

ホームジェル
970ppm

ミラノール
250ppmと450ppm

レノビーゴ
100ppm

一般的歯磨き粉
970ppm


さて、一般的な歯科医院で使用されるフッ素の濃度は9000ppmと高濃度です。
当院ではフルオールゼリーを使用しており、お子様にも優しい青りんごフレーバー。
また、高濃度フッ素と低濃度フッ素では効果が異なり、一般的には組み合わせての使用をお薦めします。
他の先生の言葉を借りるなら、「高濃度のフッ素は硬い殻を作る感じで、低濃度は中までじんわり硬くなる感じ」・・だそうです。

予防歯科に関心が高まる昨今、フッ素は口腔内衛生環境維持の為の必須アイテムと言えるでしょう。


けやき歯科醫院
院長 髙橋 洋一

けやき歯科 フッ素青りんご味は大人にも好評です。けやき歯科 フッ素チェックアップフォーム。泡状のフッ素入り歯磨き剤。

レントゲン
患者様から、「X線撮影の被曝量」に関するご質問が時々あります。
ちょうど、その質問に関して、適切かつ簡単に答えていた雑誌切抜きを保管していましたのでご紹介いたします。

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放射線が人体に与える影響の大きさは、吸収された放射線のエネルギー量(吸収線量)だけでなく、放射線があたる組織によっても異なります。
放射線の影響の大きさは、一般に実効線量(単位:シーベルト)という数値によって表すことが出来ます。
重要な組織があるところはリスクが大きい為、人体への影響も大きくなり、実効線量の数値も大きくなります。

歯科のX線撮影の実効線量は、デンタルX線写真(小さな写真)では、1枚あたり約4~20マイクロシーベルトであり、高感度X線フィルムやデジタルX線装置を利用すれば、さらに低くなります。パノラマX線写真(口腔全体の写真)では、約20マイクロシーベルトです。

一方、私たちは日常生活のなかで、周りの環境から常に放射線を浴びています。
これは「自然放射線」と呼ばれ、具体的には、空からの放射線(宇宙線)、大地からの放射線、空気中の放射性物質の吸収などによる被爆です。

自然放射線の実効線量は、年間で1人当たり約2400マイクロシーベルト(世界平均)に達すると考えられています。
すなわち歯科のX線撮影による放射線の影響は、自然放射線と比較してはるかに小さい事が分かります。

また、自然放射線のうち、宇宙線の量は高度が高くなるほど増加します。
このため、たとえば飛行機で東京-ニューヨークを1往復すると、約190マイクロシーベルトの放射線を余計に被爆すると考えられています。
このことからも、歯科のX線撮影による被爆の影響は、非常に小さいということがお分かりになると思います。

因みに、自然放射線の実効線量は地域によってかなり差があり、地球上で最も高いのはブラジルやインドのある地方で、1万マイクロシーベルトあると言われています。
日本では、最も高いのが岐阜県、低いのが埼玉県というデーターがあり、測定してみると東京都内でも地域によって違いがあることが分かります。

■妊娠している患者様へ
妊娠している方は、そのむねを歯科医師に伝えて下さい。
なお、X線撮影による胎児の被爆は、100ミリシーベルト以下の線量では起こらないとされています。
胎児の被爆はほぼ0に等しいので、歯科のX線撮影で発生異常が起こることはあり得ません。
とはいえ、被曝量は少ないにこしたことはありませんので、ご心配な場合は、鉛の入ったエプロンの様なプロテクターをつけ、妊娠5ヶ月~7ヶ月の安定期に行うと良いでしょう。

雑誌
nico MARCH 2007
by Dr.倉林 亨

けやき歯科 レントゲン保管しておいた雑誌の切り抜きけやき歯科 レントゲン自然放射線のイメージ